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効果を最大化させるオンラインイベントとは?

オンラインはリアルの代替ではない。
融合の先に考える、新しいイベントの価値。

企業ミーティングやイベント運営に長年携わっているミーティング&コンベンション事業部の吉井。ここ数年はリアルイベントに加えてオンラインイベントの要望が急増し、デジタルを取り入れたイベントの進行・演出にも力を入れている。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大規模なリアルイベントの開催が難しい今、JCDがこれから目指していくイベントのあり方とは。

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集えない今、イベント担当者が押さえるべきオンラインイベントのあり方~テクニカル編~セミナー

・開催日時:2020年6月11日(木)15:00~16:00(オンライン開催)

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開催自粛を受けて加速する
イベント参加形態の多様化

現在、新型コロナウイルスの影響により多くのリアルイベントが開催中止となり、オンラインイベントのニーズが高まっていますが、当社では以前からオンラインイベントにも携わっていました。講演会などに参加できない人たちに向けて撮影した映像を配信するなどということは、当たり前のように行なっていますし、表彰式など情報の鮮度が重要になるイベントでは、リアルタイムでライブ配信をしています。

最近ではイベントの参加者側だけでなく、演者もオンラインであることが珍しくありません。例えば、海外からプレゼンターを招いてディスカッションの様子をリアルタイムで配信したり、そしてそこに通訳の音声を入れ込んだりと、開催する企業側の要求も高度化しています。

また、オンラインイベントへの参加方法も、場所と空間の自由度を考えるとPCやスマホというデバイスを活用するのが主流になっています。働き方が多様化しているように、イベントへの参加も移動中に本を読むような感覚で、スマホを使って参加するということも選択肢の中に入りつつあるのです。

吉井 和人

リアルとデジタルを掛け合わせて
生み出す新しいイベントの価値

オンラインイベントは、大きく4つの形式に分けることができます。

オンラインイベントの4つの形式

まず1つ目の「オンデマンド配信イベント」は、一度行った講演やセミナーなどを編集し、後日その様子を映像と音声で配信するものです。一定の時間いつでも見ることができるので、忙しい人にとっては自分の都合のよいタイミングと場所で、繰り返し見ることができるというメリットがあり、より多くの人にリーチすることが可能です。

2つ目は「ライブ配信イベント」。入社式や新商品発表会など、イベントを行っている同じ時間に、その様子を配信します。編集のされていないそのままの映像がリアルタイムで配信され、遠隔地にいて物理的に参加が難しい人にとっても、会場内にいる人たちと同じ空気感でその瞬間を共有することができます。

3つ目は「バーチャルイベント」ですが、これは展示会や見本市などオンライン上にイベントの仮想空間を構築し、展示会場や企業ブースなどを設置します。そこにアクセスすることで、あたかもイベントに参加したように出展物を見ることができるというものです。開催地や居住地に関係なく、イベントを体感することができますが、システムを構築するまでに時間や費用もかかるということがデメリットとして挙げられます。また、今のビジネスレベルでは、仮想空間の中で大規模な商談をしたり、契約をまとめたりということまでは難しいのが現状かもしれません。

そして4つ目の「ハイブリッドイベント」こそ、当社が今後さらに力を入れていきたいと思っているオンラインイベントです。ハイブリッドイベントは実際のリアルイベントに加え、オンラインでも展開するライブ配信やバーチャルルームを併用するイベントの開催方法です。リアルなイベントとオンラインソリューションを掛け合わせることで、リアルとオンラインが同じ空気感を持てるようになります。さらに参加者の行動履歴をオンライン上で把握することができるなど、マーケティング施策の効果を最大限引き出すことができます。

リアルにはないオンラインイベントのメリットは、参加者の行動をすべてデータ化して蓄積でき、それをマーケティングにつなげることができること。ですが一方で企業の営業担当は、そこにやりにくさを感じたりもしています。リアルの場であれば、その場ですぐに営業をかけることができますが、オンラインではメールでしか連絡を取ることができないなど、成果に結びつくまでにある程度の時間がかかるからです。しかし、そこにリアルを掛け合わせることで一層の広がりが出て、スピーディな対応が可能となるのです。

今後、しばらくはデジタルを使ったイベントが主流になっていきますが、事態が終息した後、人は必ずリアルイベントへ戻ってくるはずです。そのときに当社としては、リアルとオンラインのよさを融合させた新しいイベントの価値を提供し、新しい価値を生み出していきたいと考えています。

吉井 和人

高度なデジタルを活用した
これからのハイブリッドイベント

現在のハイブリッドイベントは、ライブ配信とバーチャルイベントの掛け合わせに過ぎません。ですが、リアルイベントが再び開催できるようになったとき、従来のハイブリッドイベントよりも、一歩踏み込んだものが求められるようになると思っています。そこで当社で追及していくべきものは、より高度なデジタルハイブリッドイベントです。

今までの一般的なイベントでは、終了後にアンケートをとり、それを次の開催時に活かしていくという改善が主でした。しかしデジタルを活用すれば、リアルタイムで改善点をフィードバックし、すぐに開催中のイベントへ活かすことができます。これはエンタメ系のイベントや、企業イベントなど聴衆がいるイベントで特に効果的です。今はセンシングの技術を使えば会場の熱気や温度、顔の表情などのデータを収集することができ、それをAI技術で処理することにより、聴衆の盛り上がりや感情などを推定して可視化できるのです。このコンテンツが興味をひいた、このワードを発言すると盛り上がるなどといったことがわかれば、より参加者が求めるコンテンツの組み替えや、演出の変更がその場で可能となってくるはずです。

また、企業がユーザー向けのプロモーションイベントを開催する際にも、より高度なデジタルハイブリッドイベントが求められることになります。例えば、参加者が、イベント開催前にWEB上でバーチャル会場の視察をすることができれば、その情報から事前に参加者のニーズを分析することができます。また、イベント当日は、リアルイベントとオンラインイベントの併用をすれば、リアルに会場で参加するかオンラインで参加するかユーザーの都合によって選択してもらうことができ、企業側にとっては獲得リードが増やせることになります。リアル参加であってもオンライン参加であっても開始時と終了後の人数や、参加者がどのタイミングで離脱したのかなどが事細かに計測できれば、企業側としてはターゲットを絞ってイベント後の情報提供も行うことができるようになります。

リアルイベントにおけるデジタル活用については、特に海外でのスポーツイベントで進んでいて、「スマートスタジアム」と呼ばれる最新テクノロジーを駆使した仕組みが導入されたスタジアムでは、新しいスポーツ観戦体験を提供しています。そこで実証されている技術を組み合わせると、チケット購入、事前情報の提供、スタジアムでの体験、イベント後のコンテンツ提供までの一連のスポーツ観戦体験がデジタルとリアルでシームレスに実現可能です。観戦中の体験としても、リアルで得られた分析情報をVRヘッドセットやARグラス・タブレット等に送ることで新しい映像体験を得るといった実証実験が行われています。スタジアム中の熱狂や興奮を体中で感じつつ、スマートグラスの中で選手の情報が常に提供されたり、ハイライト場面や選手視点の映像が楽しめたりという体験は、まさにリアルな会場でないと得られない魅力であり、良質な顧客体験として、今後ますます求められていくことになるはずです。

オンラインイベントは、リアルイベントの単なる代替という考え方ではありません。それらを切り離して考えることはできず、それぞれのメリットを組み合わせることで、主催者側、参加者側双方により高い効果をもたらすことができるのです。今後はリアルとオンラインが融合し、新しいイベントの価値を生み出すことが求められるでしょう。そして、そのような未来はすぐそこまで見えています。イベントのプロが集まる当社では、そのときにいち早く実現できるよう、さまざまな提案をしていくつもりです。


◆JCDが提供する、オンラインイベント・ハイブリッドイベントのご紹介
 https://www.jtbcom.co.jp/service/event/online/

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