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『楽しさを競おう。』箱根ランフェス

新たなスポーツイベントを通じた交流人口を創造し、
持続的な地域課題解決を目指したスポーツ事業を実現。

日本有数の観光地であり、箱根駅伝の舞台としても有名な箱根町。ほぼ全域が富士箱根伊豆国立公園に指定されており、名峰富士の景観を楽しみながら様々なアクティビティーを楽しむことができます。その自然あふれる箱根町で、ランニング・アウトドア・フェスが融合した複合的なエンターテイメントスポーツフェスティバルとして「箱根ランフェス」が2017年に初めて開催されました。
当社では、イベント企画から箱根町様と調整を行い、数多くの団体様に参画いただいた実行委員会の運営、およびイベント運営をすべて担当し、首都圏では例のない2日間にわたる滞在型のスポーツイベントを実現させました。

お客様のご要望

数多くの観光客が訪れる箱根町ですが、東京近郊からの日帰りのお客様が多く、より箱根をゆっくりと楽しんでもらえる新しい観光スタイルを模索していらっしゃいました。また、箱根駅伝の舞台でありランニングとの親和性と観光資源を、どのように活用できるかということも、箱根町の地域活性における課題の一つでした。

当社からのご提供内容

当社からは、箱根に泊まって楽しむという新たなランニングスタイルを提案。マラソンだけを目的とするのではなく、前夜祭ではキャンプファイヤーを行ったり、マッサージ店舗の出店、フードやビールが楽しめる屋台を設置したり、地元で活動するアーティストによるライブやパフォーマンスなどエンターテインメントに富んだコンテンツを盛り込みました。豊かなアウトドア資源も活かした複合型のエンターテイメントスポーツフェスティバル「ランフェス」とし、より幅広いお客様に箱根町に泊まっていただく機会の創出を目指しました。

また、芦ノ湖スカイライン株式会社様にご協力いただき、自動車専用道路である「芦ノ湖スカイライン」をコースにしたメインコンテンツ「富士ビューラン」を企画。
普段は車でしか見ることのできない富士山の絶景を、走りながら楽しむことができる「日本でここだけ!」、「箱根ランフェスだけ!」のコースが最大の魅力です。アップダウンとワインディングが続くハーフマラソンの他に、気軽に絶景を楽しめるショートコース(約8km)や女性に人気のノルディックウォーキング、小学生限定のキッズラン、チーム対抗の3時間リレーマラソンなど幅広いランナーに楽しんでもらえるコンテンツを用意しました。

当日は早朝のスタートと箱根特有の立地から、参加者のアクセスや駐車場の許容量の課題もありましたが、長期間をかけて町の各団体との交渉と相談を繰り返し、協力体制を整えました。箱根ランフェス公式の宿泊プランやシャトルバス運営など、滞在型スポーツイベントを支えるさまざまな環境は、JTBグループが全面支援。アクセスや駐車場などの課題も、事前の対応策を念入りに講じスムーズな運営を心がけました。

箱根ランフェス
ランフェスチーム.jpg

 『楽しさを競おう。』というコンセプトのもと、2日間でランナー含め約3000名の方々にご参加いただきました。当日は晴天にも恵まれ、絶景を楽しめる「富士ビューラン」はランナーの満足度が特に高かったようです。また、エントリーの約半数が宿泊参加だったこともあり、泊まって楽しむという新たなランニングスタイルが受け入れられたと感じています。黒たまごや温泉まんじゅうの配布サービスも箱根町らしさがあり、ランナーに喜ばれました。箱根エリアのファン拡大にも貢献できたのではと思います。
そうした点をご評価いただき、2018年4月に行われる第2回の企画・運営も当社で担当させていただいております。箱根の観光資源をブランド化するため、今後も「ランフェス」を継続・拡大すると共に、スポーツイベントだけでなく通年で箱根町の楽しみ方を提供し、箱根町の地域活性化と交流人口の増加を目指します。

箱根ランフェス

■「箱根ランフェス2018」開催概要

  • 日時 2018年4月21日(土)9:00~21:00、4月22日(日)7:00~20:00(予定)※雨天決行
  • 会場 メイン会場/芦ノ湖キャンプ村
  • 主催 箱根ランフェス実行委員会
  • 公式サイト:http://hakone-runfes.com/index.php

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