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日本らしさ、その素晴らしさを、海外に向けて発信中。
観光プロモーションの“相乗効果” を狙う。

久野
ツーリズムコミュニケーション局在籍ということで、官民双方の地域活性・地域交流ビジネスに広く従事しています。インバウンドに関するものですと、例えば、国際空港を外国人旅行者にアピールするプロモーションを担当させていただいています。「空港」はインフラであるけれども、同時に「旅の最後の観光地」になり得る場所です。担当している空港には江戸の町並を再現したショッピングゾーンがあったり、空港内に桜や藤など日本らしい季節の装飾を取り入れたり、年間を通してこれらの情報発信のお手伝いをさせていただいています。現在この空港では、中国路線を筆頭に国際線の発着便数が急増しています。今後さらなる増加が期待される海外からのお客様に空港でたくさんお買い物をしていただき、かつ満足していただけるよう、さまざまな手法で情報発信をしていきたいです。
また、主要なミッションとして、国と自治体や民間企業が協力して進めている訪日推進プロモーション「ビジット・ジャパン事業」があります。ここ数年は、海外のマスコミやブロガー、旅行会社を日本各地の観光地に招待し、日本旅行に関する記事を自国で発信してもらったり、訪日旅行商品を作ってもらうというプロジェクトに携わっています。
以前、とある自治体のために中国の雑誌メディアを招聘したときのことですが、失敗と成功のミックス談があります。自治体が手厚いもてなしをされ、私もかなり力を入れた案件です。中国側が当初の予定の倍、20ページも記事を書いてくださったのですが、報告書用の翻訳に倍のお金がかかってしまい、予算は決まっているため、当初より利益が減ってしまったということがありました。ただ、大特集を組んでもらったことに、手応えを感じました。
久野道広
外国人が訪れる観光地には国別の傾向があり、例えば、アウトレットやショッピングセンターを強みとしている観光地では、買い物の消費額が多い中国や台湾からのお客様をターゲットにしています。逆に消費額の少ない韓国はその地域ではターゲットになりにくい。このような国別の傾向を踏まえて、各地域で新たなターゲットも開拓していきたいですね。フィリピンやベトナムをはじめとする今後訪日の増加が見込まれる国へのプロモーションなど、インフラ面を考慮しつつ、将来を見据えたご提案もしていけたらと思っています。
ターゲットを知るには、実際にその国に行ってみないと分からないことも多いですから、チャンスがあれば訪れるようにしています。もちろん受け入れ側の日本各地にも足を運び、日本人目線、インバウンド業務に携わっている者としての目線で多角的に見て回り、外国人にウケそうなものも常時チェックしています。プライベートで国内を旅行している時も、観光協会の方に話しかけて、外国人観光客の傾向などをリサーチしています。現地に行って気づかされることはたくさんありますね。
ただ、私たちは東京を拠点に多くの地域を担当しているため、地域と密接なコミュニケーションを取りづらいという悩みがあります。これをカバーするために、各地域に根付いているJTBのグループ会社とタッグを組み、現地営業はそちらに任せて東京の僕らはプランや手法をご提供するというような協力体制を確立していきたいですね。
今後の展望としては、シナジー効果の発揮に力を入れていきたいと考えています。私たちがお客様とお客様の間に入る事で、新しいプロモーションと相乗効果が発揮できるお手伝いができればいいですね。インバウンドの分野は試行錯誤の発展途上で、まだまだやれることがたくさんあります。日々創意工夫をしながら、JTBグループの特性を活かしつつ、他社との差別化を図っていきたいと思います。

PROFILE

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    • 久野道広
    • ツーリズムコミュニケーション2 局
      チーフプロデューサー

      官庁、地方自治体、民間企業の枠を超えたインバウンドプロモーションを幅広く手がけ、日々、国内外を飛び回っている。
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