最新調査DATA
最新調査DATA
  • HOME
  • PEOPLE
  • #11 観光ボランティア × インバウン...
メインイメージ画像

観光ボランティアの方々が、有意義に活動できるようしっかりサポート。
将来は、観光の担い手の育成に関わる事業を展開していきたい。

大町
私たちの部署では、2002年に始まった東京都管轄の観光ボランティア事業の運営事務局を受託しています。「東京都観光ボランティア(おもてなし東京)」とは、言語別に観光ボランティアの募集、登録を行い、東京都を訪れる外国人旅行者に東京の魅力やおもてなしの心を伝えていく事業です。その活動内容は主に5つあります。
2015年にスタートした「街なか観光案内」は、外国人旅行者が多く訪れる地域の街なかで、彼らに積極的に声を掛け観光案内などを行います。現在は新宿と上野の2カ所のみですが、東京オリンピックが行われる2020年に向けて、エリアを10カ所ぐらいまで増やしていく計画です。「派遣ボランティア」は、国や地方団体が実施するイベント・国際会議の派遣先におけるインフォメーション活動と、臨時観光案内所での活動。「観光ガイドサービス」は、外国人からニーズの高い都内10のルートで観光ガイドを実施します。その他には、都庁を訪れた外国人旅行者に都庁内をご案内する「都庁案内ガイドサービス」、都庁からの景色をご案内する「展望室案内ガイドサービス」があります。
現在、ボランティアには約1,300名の方が登録しており、私たちはボランティアの登録の管理や活動日調整、新規登録の受付、マニュアル作り、研修会などの業務を担当しています。募集は年に1回で、新規登録された方には、活動前に実際の案内ルートを巡る実踏研修、2年目以降の方には、スキルアップ研修を実施。「街なか観光案内」など屋外での活動の際には、みなさんの安全面と健康面を最優先に配慮する必要があるため、現場でのサポートもしています。
大町智美
この観光ボランティア事業には2つの特徴があり、1つはボランティアの方々の自発的な意志が大前提であること。もう1つは、急増するインバウンドによって利便性の高いサービスが求められることです。ボランティアの方々は、"外国人の方とお話したい、何か役に立ちたい" という純粋な気持ちから応募しているので、一番のモチベーションは旅行者からの「ありがとう」という言葉です。その言葉を集めるために、みなさんがよりよい環境で有意義に活動できるよう運営していくことはもちろん、インバウンドのニーズや異文化理解、コミュニケーション手法などを考えながら、観光ボランティア全体の育成・向上にも取り組んでいます。
例えば、活動中の対応履歴を日誌に記載してもらい、その中から役に立ちそうな事例や情報をピックアップして研修会で共有しています。「街なか観光案内」では、どこに行けば外国人旅行者に出会えるのか、どんなルートを歩いているのかなどの情報を得るために、外国人向けのガイドブックに掲載されているスポットを洗い出したり、あらゆる場所でヒアリングするなど地道に調査をして、活動場所を決めています。このようにして集めた事例やデータは、この先ノウハウとしてさまざまなシーンで重宝されるはずです。
今後観光ボランティアは、インバウンドの増加やニーズの多様化を踏まえ、新たな観光の担い手としてさらなる活動の拡大が期待されています。そのため、最近は自治体や商業施設から、外国人旅行者のためのボランティア組織の作り方、その活用方法などについてご相談を受ける機会も増えつつあります。当部署では観光ボランティアの運営だけでなく、インバウンドの動向調査、空港などにある観光案内所の運営とプロデュースをはじめ、エンタテインメントコンテンツの開発など、さまざまな局面からインバウンドに携わっています。これらのリソースを活用して、将来的にインバウンドの受け入れ環境の強化や、観光の担い手の育成に関わる事業を展開していきたいですね。

PROFILE

  • プロフィール画像
    • 大町智美
    • 事業開発2局

      2013年入社。羽田空港などの外国人旅行者向けの観光案内所や、観光ボランティアの運営を担当。
ページトップへ戻るボタン