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協力会社の視点

#02

ゲストコラム

訪日外国人よ、どこへ行く

株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス 取締役副社長 南 昇

日本政府観光局の発表によると、11月末時点での2015年の訪日外客数は、1796万人に達し(※1)、年末の着地は、政府が当初2020年の目標として掲げていた2000万人にかなり近づくと予想されています。

  • JNTOの訪日外客推移のグラフ

    JNTOの訪日外客推移のグラフ

つい2年前の2013年が1036万人だった(※1)ことを考えると、その倍の「訪日外客2000万人」というのはいったいどんな世界でしょう??
日本人口が1億3千万弱なので、、、6分の1が外国人!?
なんてことには、もちろんなりません!
訪日外国人の方々は、訪日目的は様々あれど、平均滞在日数が、12.4泊(※2)される人が年間にのべ2000万人いる、ということになります。

少しわかりにくいので、身近な表現に変えてみましょう。
今、日本に訪日外国人は、何人いるのか?? や、
東京には何人いる?? といった方がイメージしやすいでしょうか。

観光レジャー目的で平均6.0日(※2)
66%が観光レジャー(※2)なので、観光レジャーだけに特化すると
2000万人×66%×6.0日≒8000万のべ人日
8000万÷365日≒21万人日
今、観光レジャー目的の訪日外国人は、21万人ほど日本にいる、ということがわかります。

インバウンドビジネスに関与していると様々な都市伝説を耳にすることがあります。
私が何かのネットでみたのは、「訪日外国人の3割は新宿に訪れ、3%は東北に訪れる!?」
というものでした。新宿という地域・駅に訪日外国人全体の30%もの人が何かしらの理由で訪れるのに対し、東北は6県集めても、新宿の10分の1しか外国人の方が訪れない、という意味になります。

前述のオープンデータ等に、私なりの試算を当てはめてみると、
レジャー観光目的で、東北6県1.8%、東京都50.1%(※2)、
訪都外国人旅行者のうち、55.4%は新宿に訪れる(※3)
とのことなので(すなわち新宿には全体の27.7%訪れる)、
今:新宿に6万人の観光目的の外国人
今:東北6県で、3900人の観光目的の外国人
ということになります。
(※1出典:日本政府観光局「訪日外客数(2015年11月推計値)」)
(※2出典:観光庁「訪日外国人の消費動向 平成27年7-9月期報告書」)
(※3出典:東京都「平成26年度国別外国人旅行者行動特性調査」)

みなさんの肌感覚的に、どうでしょう。この数字。 統計情報ですし、超概算なので、ツッコミどころ満載ですが、オーダー感はあっているのではないでしょうか。

  • 1.日本地図全体のヒートマップ

    1.日本地図全体のヒートマップ

  • 2.東京都のヒートマップ

    2.東京都のヒートマップ

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可視化されればなぁと夢見ています。

読者のみなさんは、爆買い天気予報や外国人群探知機があれば、これらの情報を何に利用されますか??
きっと訪日外国人の増加が、他人事ではなく、我がビジネスゴトに見えてくるのではないでしょうか。

PROFILE

  • プロフィール画像
    • 南 昇
    • 株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス 取締役副社長

      2010年10月より現職。Wi-Fi利活用新規ビジネスを手がけ、2014年開始のTRAVEL JAPAN Wi-Fiの責任者。

      TRAVEL JAPAN Wi-Fi HP:http://wi2.co.jp/tjw
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